Others 芸術作品鑑賞のすすめ

こんにちは。宇伊兄です。

自分の作品が一辺倒な感じがするとか、似たような作品ばっかになるとかそういうふうに思うあなたに質問です。

みなさんは、「鑑賞」をしますか?

芸術作品などを見たり聞いたり読んだりして、それが表現しようとするところをつかみとり、そのよさを味わうこと。『大辞泉』

他人からの刺激を受けることは自分の作品に磨きをあげるのに一番の近道です。
我々は「インターネットがなかったら」の世界を想像できないほどにインターネットに頼っており、それに伴い「見る」、「聞く」経験は多くなりました。要するに刺激を多く受けられる時代を生きているわけですね。

しかしながら、「観る」、「聴く」経験、すなわち主体的にあれこれ考える経験は相対的に少なくなっているのではないでしょうか。いま、教育の現場でも評価基準でも「主体的」というワードが入るようになった昨今。オトナである我々が「主体的」な意見を持てるようになりたいですよね。

なんて偉そうなことをほざいてますが、いうて宇伊兄は芸大を出たわけではありません。いまこうしてあげている写真も独学で学んだものです。しかしながら、ある程度学ぶ姿勢を持って写真の趣味を楽しんでいる自負はあるので、今回は鑑賞をテーマに書いていこうと思います。

1.好きな作品を見つける

さて鑑賞するにも、鑑賞する作品がなければ話になりません。写真集を買ってくるもよし、美術館に行くのも良いですよね。
僕の一推しの美術館はここです。一日中居れちゃいます。

2.「なぜ」の視点を持つ

いいね!って感じる作品を見つけたら、さまざまな視点から見るのと同時に「なぜ」この一面を捉えたのだろうと自分に問いかけてみてください。「きっとこの作品はこれを伝えようとしているのかもしれない」という考えが出たとき、あなたは初めて鑑賞しているということになります。
もちろん、明確な考えは出ないこともあります。そのときは違う作品を見に行きましょう。鑑賞者は撮影者ではないのですから、撮影者の意図がバンバン分かるわけはありません。そのくらいのマインドで好きな作品探しをしていきましょう。

3.意見の交換をする

自分の意見が定まったら、それを交換することも忘れずに。自分の中だけの世界で考えても井の中の蛙になるだけです。
意見の交換といっても、仰々しいものでもなく、ただ「あの作品良かったね」とか「あれは何を捉えた作品なんだろう」とかっていう他愛のない話をするだけです。食べた料理の味の感想を聞くように自分の考えを相手に伝えてみましょう。


要は、似たような作品ばかりが出来てしまうのは自分の世界に閉じこもっているからであるので、「撮影者」と「他の鑑賞者」からの刺激を受けられる「芸術鑑賞」はとてもおすすめです。皆さんもぜひ知見を広げて、豊かな写真ライフを送ってみてください。

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